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ヘッドライン(新着。更新情報)

ライドシェアローンチ契約を締結
Synspectiveは、SpaceXとライドシェアローンチ契約を締結した。同契約を通じて、2027年にStriX衛星を2機、SpaceXのFalcon 9ロケットにて打ち上げる予定。 この契約は、ロケットの打上げタイミングと軌道が合致したことで契約締結に至った。高い信頼性と再利用性で知られるFalcon 9ロケットを利用することにより、2020年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーションの構築を目指すSynspectiveの計画を、地球環境に配慮しながらも、より確実に実現することができる。 ▲独自の小型SAR(合成開口レーダー)衛星を開発・運用するSynspective 最先端のSAR衛星技術を有するリーディングカンパニーとして、今回の打上げ契約はビジネスを加速度的に成長させる上でも大きな意味を持つ。 StriXのコアとなる技術は、日本政府主導の革新的技術研究開発(ImPACT)プログラムから生まれた。JAXA、東大、科学大、慶應大等との連携により、性能・コスト・製造容易性を意識した開発が進められ、6機のStriX衛星の打ち上げに成功している。StriXには、Stripmap、Sliding Spotlight、Staring Spotlightの3つの観測モードがあり、天候や時間に関係なく、地表面を広範囲かつ高解像度で撮像することができる。 ニュースソースを読む
2025/04/01 19:00:00
コロラド拠点に米国子会社を設立
Synspectiveは、米国において持株会社のSynspective USA HD, Inc.と、事業会社のSynspective USA, Inc.の2社を設立した。Synspective USA, Inc.は、コロラド州をビジネス拠点とする。 小型SAR衛星の開発・運用からSARデータの販売とソリューションの提供を行うSynspectiveの米国市場への戦略的拡大は、世界最大の宇宙関連市場である北米・中南米地域の顧客に、最先端の衛星データとインサイトを提供するという、同社のコミットメントを一層強めるものであり、成長過程における重要なマイルストーンとなる。 ▲(右)Synspective 新井元行CEO Global Market Insightsが発行した「Synthetic Aperture Radar (SAR) Market Report, 2024-2032」によると、米国を中心とする北米地域のSAR市場規模は、2023年に9,625USD Million(約1.5兆円)であり、その後は年間約10%で成長し、2030年には19,569USD Million(約3.1兆円)に達すると予測されている。 新しい米国子会社は、Synspectiveの米国・中南米地域事業の拠点となり、国家安全保障、インフラモニタリング、災害対応、人的安全保障、環境管理などの分野でSAR衛星データやソリューションを提供することに注力する。地域の主要なステークホルダーとのパートナーシップを強化し、意思決定プロセスをサポートするインサイトや、効果的なソリューションを顧客へ提供することを目指している。 ニュースソースを読む
2025/03/31 19:00:00
月面探査車の軽量化と耐衝撃性向上
日本時間3月7日未明に月面に到着し、月面での撮影、地球への画像データ送信に成功した月面探査車YAOKI(ヤオキ)には、三菱ケミカルグループの航空宇宙用途部材が使われている。 ▲YAOKIに使われている三菱ケミカルグループの製品・技術 YAOKIには、三菱ケミカルグループの「技術をつなげて」生み出した高剛性・軽量の航空宇宙用途部材である4つの製品・技術が使われ、三菱ケミカルグループがこれまで培った技術を結集し、軽量化と耐衝撃性能向上を両立させている。 ①スライダーの構造設計コンプライアントメカニズム②本体・デプロイヤー(ケース)ネートエステル樹脂製CFRP(炭素繊維強化プラスチック)③タイヤ PAI(スーパーエンプラ・ポリアミドイミド)④ レンズレゴリス付着抑制コーティング剤。 YAOKIは、ロボット・宇宙開発ベンチャーのダイモンが開発、三菱ケミカルグループも参画する民間プロジェクトとして、日本初の月面で稼働した月面探査車となった。 民間企業の参入により宇宙関連市場は世界的に拡大しており、2040年までに140兆円規模になると予測されている。 三菱ケミカルグループはYAOKIでの取り組みも契機にして、2025年度から、月面向け部材開発プロジェクト、革新的グラファイトシート事業開発プロジェクトなど、航空宇宙関連のプロジェクトを始動。三菱ケミカルグループは、競争力のある多様な技術を組み合わせることで、革新的なソリューションを創出してゆく。 ニュースソースを読む
2025/03/29 19:00:00
分野越境型人材創造プログラムを開始
Space BDは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科、日本経済新聞社と連携し、ベネッセコーポレーションの協力を得て「理論と実践による学びと成長を実現する分野越境型宇宙ビジネス人材創造プログラム:UNIVERSE UNIVERSITYプログラム」を開始した。 ▲UdemyでのUNIVERSE UNIVERSITYコンテンツ ユニバース ユニバーシティは、文部科学省令和6年度宇宙航空科学技術推進委託費「『宇宙×人文社会』分野越境人材創造プログラム』として採択されたもので、主に大学院生、大学生、高等専門学校生、そして文理融合の視点を備えた実践的な宇宙ビジネスに興味を持つ若手社会人を主な対象としている。 学術・産業・報道機関が共同でプログラムを推進することで、宇宙ビジネスに関する受講生の理論と実践による学びと成長に大きく寄与することを目的としており、理工学系の知識と技能のみならず、哲学や法学、国際学といった人文社会学やシステムズエンジニアリングやプロジェクトマネジメントといった横断的な学問の知識と技能、そして創造力やリーダーシップといった課題解決に必要な力の育成を行うプログラムである。 ベネッセが展開する世界最大級のオンライン動画プラットフォーム「Udemy(ユーデミ―)」での多様な講義の配信、ケーススタディ、実践ワークショップ、インターンシップ、キャンプ形式での取り組みを実施する。 それに伴って、宇宙ビジネスに関する3つの講義コンテンツ配信を開始。プログラム設立を記念した第1回シンポジウムは3月19日に開催した。 ニュースソースを読む
2025/03/28 19:00:00
コケで挑む地球環境再生と宇宙緑化
DigitalBlastは、学術系クラウドファンディングサイト「academist」にて行われている基礎研究・Deep Tech(ディープテック)領域に特化したプロジェクト「academist Prize for DeepTech」に選ばれ、初期目標を達成した。 ▲クラウドファンディングのネクストゴールを300万円に設定し引き続き支援を募る DigitalBlastでは、宇宙環境を利用したバイオ・ライフサイエンス実験や材料開発といった研究開発(R&D)をサポートするための事業とともに、人類の活動領域が宇宙に広がる上で必須となる食や居住環境の課題への対応を目指し、テラフォーミングに関する基礎研究を進めてきた。 同プロジェクトでは、砂漠や洞窟、南極といった他の植物が生息することが難しい環境でも分布している「コケ(苔)」に注目し、コケが持つ優れた環境耐性を品種改良によってさらに向上させ、緑化に活用することを目指している。 過酷な環境でも生息でき二酸化炭素(CO2)の吸収源や食料としてのポテンシャルを秘めているコケの品種改良を進めることは、世界中で深刻な課題となっている砂漠化や塩害の緩和などに役立つ可能性がある。 また、研究の過程では月や火星といった宇宙環境でも栽培可能なコケの品種の開発にも挑戦し、未来の宇宙開拓へも貢献したいと考えている。 ニュースソースを読む
2025/03/27 19:00:00
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