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【独自取材】アジア最大の宇宙玄関口を高知に/スペースポート高知 古谷代表理事・小松理事インタビュー
日本の宇宙産業を強化するためには、より多くのスペースポート(宇宙港)の整備が早急に求められる中、高知県で中学・高校時代の同級生二人がSNSで呼応し「一般社団法人スペースポート高知」を設立、歩み出している。そんな二人にインタビューを試みた。あらかたを古谷文平代表理事が自身の経営するホテルで語り、そこにニュージーランドからオンラインで合流した小松聖児理事が話の掉尾を飾った。【聞き手:本紙・植村和人】
2025/06/06 17:26:52
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累計契約自治体数が40を突破
衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューション『天地人コンパス 宇宙水道局』の累計契約自治体数が40を突破した。 ▲わずか2ヶ月で契約数が大幅増加 衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューションである天地人コンパス 宇宙水道局は、約100m四方のメッシュ単位で漏水リスクを5段階で診断する。管路ごとのリスク診断を行う「管路単位のリスク診断」を組み合わせることで、水道インフラの状態をより細かく把握し、より効率的な維持管理が可能になる。 管路診断結果に基づく「健全度」(漏水リスク診断結果)と、一般住宅から重要給水施設(病院、学校、避難所など)まで、あらゆる施設や暮らしへの影響を包括的に考慮した「重要度」を組み合わせて評価することで複数の「更新優先シナリオ」を作成。平時の漏水リスクを重視するシナリオや、災害時の社会的影響を重視するシナリオなど、地域課題や目的に応じた柔軟な設定が可能で、環境の変動を考慮したシナリオを通じて、各管路の更新優先順位を合理的かつ透明性をもって決定することで、有用性の高い計画策定を支援する。 ニュースソースを読む
2025/07/18 19:00:00
小型衛星打ち上げ・電波受信成功
アクセルスペースが開発した小型衛星『GRUS-3α(グルーススリーアルファ)』の打ち上げ、および軌道投入された衛星からの電波受信が成功した。 ▲(左)Falcon 9と搭載されたGRUS-3αを含むペイロード ©SpaceX GRUS-3αは6月24日午前6時25分(日本時間)、米国カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地からSpaceXのロケット「Falcon(ファルコン) 9」によって打ち上げられ、予定していた軌道への投入に成功し、同日午前10時53分(日本時間)、軌道上の衛星から地上への最初の電波(ファーストボイス)を同社で受信した。 また、軌道上での健全性を確認するためのクリティカル運用を正常に終了。衛星の状態は正常で、今後、衛星のバスシステムやミッション機器の性能の検証や評価を実施し、これらの結果は、2026年打ち上げ予定の次世代地球観測衛星『GRUS-3(グルーススリー)』の開発に反映させていく。 ニュースソースを読む
2025/07/17 19:00:00
機体構造「静荷重試験」を実施
SPACE WALKERは、有翼ロケット実験機の機体構造静荷重試験を実施した。2026年の打ち上げを目指す。 ▲有翼ロケット実験機完成イメージ SPACE WALKERでは、サブオービタルスペースプレーンへの搭載を予定する航法誘導制御システム、複合材製推進薬タンク、メタンエンジンの技術を実証する有翼ロケット実験機(WIRES#015)を開発している。 有翼ロケット実験機は、JAXAと東京理科大学の共同研究であり、同社はその機体設計・開発や、開発資金支援を行っている。今回の静荷重試験は、有翼ロケット実験機のうち、中央胴体の機体部分に静的な力(荷重)を加え、想定される環境下での強度や変形挙動等を評価することを目的に実施された。 ニュースソースを読む
2025/07/16 19:00:00
宇宙分野での新事業展開に向け協議
中央発條は、航空宇宙分野での新たな事業展開を目指し、PDエアロスペースとの共同開発に向けた協議を開始した。 ▲未知の分野へもチャレンジできる人材育成や風土醸成も重視する 中央発條はこれまで、自動車部品分野における高品質かつ高性能な製品の提供を通じ、業界内で確固たる地位を築いてきた。他方、PDエアロスペースは民間主導による宇宙輸送機開発を目指す国内スタートアップ企業で、当分野で豊富な実績と経験を有し、技術開発力・独創性・突破力に強みを持っており、両社は技術力とノウハウを結集することで、宇宙産業発展に貢献する新技術や新製品の創出を目指す。 同協議では特に、①自動車領域で培ったサスペンション技術の応用展開②精密ばねや防振技術の応用展開③PDエアロスペース×JAXAの共同研究テーマおよび次期飛行実験機の開発支援、といった分野での技術開発および検討を進める予定。中央発條はこれらを通じて、宇宙分野における市場参入の基盤を築くとともに、コアコンピタンスのさらなる活用を通して持続可能な社会の実現に取り組んでいく。 ニュースソースを読む
2025/07/15 19:00:00
主要な航空宇宙組織に広く採用
ローデ・シュワルツのR&S®M3AR無線機ファミリーの世界販売台数が1万台を突破した。同成果は、防衛・航空宇宙分野において進化し続けるニーズに応えるべく、最先端の通信ソリューションを提供し続ける姿勢を示すものである。 ▲防衛・航空宇宙コミュニティの進化と新たな課題に対応する 無線機ファミリーは、ユーロファイター タイフーン、エアバス ヘリコプター UH ティーガー、H145MおよびNH90、サーブ グリペン、ロッキード・マーティン F-16、エアバス A400M、エンブラエル C-390およびスーパーツカノ、ボーイング T-7Aといったプラットフォームを運用する、各国の陸海空軍や主要な航空宇宙組織に広く採用されている。 これはR&S®M3ARが重要ミッションの成功に不可欠な高い信頼性と性能を備えており、ローデ・シュワルツが厳しい要求を満たす高品質なソリューションを提供する能力を有していることを証明している。防衛・航空宇宙コミュニティの進化と新たな課題に対応するため、ローデ・シュワルツは、コミュニケーションの未来を形作るソリューションを提供し続ける。 ニュースソースを読む
2025/07/14 19:00:00
ミッション完了、無事地球へ帰還
有人宇宙システム(JAMSS)の「Kirara」6号機は、今年4月21日にSpaceX社のドラゴン補給船32号機(CRS-32)で国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げられ、約1か月の宇宙でのミッションを終え、6月3日に無事日本へ帰還した。 ▲Kirara6号機で宇宙へ届けられたメッセージ Kiraraはサービス開始から6年目を迎え、科学・技術分野にとどまらず、地域社会や教育、さらには芸術との連携など幅広い用途で活用されている。今回の成果が、創薬研究や新素材開発など、最先端の研究に貢献することが期待される。 なお、今回のミッションでは、新潟県のブランド米「新之助」の種籾もKirara装置に搭載され、宇宙へと旅立った。この種籾は、新潟県上越市で行われている宇宙教育の特別企画「KomeTane宇宙プロジェクト」の一環として打ち上げられたもので、回収後は地元の小学生たちによって田植えされ、宇宙を旅したお米として来年収穫される予定。同プロジェクトは、地元建設会社の主催により今年で2回目の開催となる。 また、Kirara装置には、アジア各国の宇宙機関や宇宙ビジネス関係者から寄せられた「宇宙へ届けたいメッセージ」を記録したSDカードも搭載され、夢や目標、大切な人への想いが宇宙へと届けられた。JAMSSはKirara事業を通じて、今後も、民間事業ならではの利用者にとって使いやすく、柔軟なサービスを提供していく。 ニュースソースを読む
2025/07/11 19:00:00
光通信技術の社会実装に向け協業
ワープスペースは、韓国の地上局サービス企業であるCONTECと、CONTEC社保有の光地上局を活用した光通信サービス関連技術実証および事業連携に関する覚書(MoU)を締結した。 ▲International Space Summit 2025(韓国大田開催)における両社のMoU締結 CONTECは韓国の宇宙スタートアップとして、初上場をKOSDAQにて2023年11月に実現している総合宇宙サービス企業で、衛星運用に必要な地上局インフラの提供を中心に、地球観測データの処理・販売、衛星ミッション支援などを行っている。グローバルに拠点を展開し、多様な顧客に対してフルスタックの地上局サービスとデータソリューションを提供することで、宇宙インフラの民主化に貢献している。 6月1日に締結した同MoUのもと、CONTEC社が各国に保有する光地上局施設と、ワープスペースが開発中のプロトコルに対応した光通信モデムを用いて、異なるプロトコルを使用した光通信の実証を実施する。今後もワープスペースは、光通信技術の社会実装に向けて、国内外のパートナー企業との協業を進めていく。 ニュースソースを読む
2025/07/10 19:00:00
宇宙向け半導体の性能向上めざす
レゾナックは、現在開発している、宇宙線に起因する電子機器の誤動作(ソフトエラー)を低減する半導体封止材の評価実験を、今年秋をめどにISSで開始する。 ▲評価用の半導体チップを搭載した動作評価装置 同実験は、米民間宇宙企業Axiom Spaceに委託しており、レゾナックは今年4月に、評価用半導体チップを搭載した動作評価装置を材料暴露実験装置(MISSE)に設置した。同装置は、今年秋に打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)での評価が開始される予定であり、同封止材によるソフトエラー低減効果が確認されれば、既存の宇宙向け半導体の性能向上や、地上で使われている半導体の宇宙向けへの適用などが期待される。 プロセッサの演算能力向上のニーズが高まっている中、宇宙向けプロセッサの演算能力向上においては、宇宙線に起因するソフトエラーが課題の一つとなっている。この課題に対しレゾナックは、宇宙線に含まれ、ソフトエラーを引き起す中性子を吸収する材料を配合した半導体封止材を試作した。同社はさらに実験を進めるため、地上試験では再現できない宇宙空間の放射線スペクトルの影響を検証し、宇宙向け半導体材料に求められる特性を特定するとともに、高性能な半導体材料開発において重要なデータを取得することを目指す。 ニュースソースを読む
2025/07/09 19:00:00
宇宙ビジネスとクラウドの最前線
Fusicは、アマゾン ウェブ サービス ジャパン協力のもと、東京・日本橋のX-NIHONBASHI TOWERにて『SPACE DAY 2025〜日本の宇宙ビジネスとクラウドの最前線〜』を開催した。 ▲宇宙産業という共通のテーマを軸に、業種や立場を超えた対話が生まれた 昨年に続き第2回目となった『SPACE DAY』は6月3日に催され、日本における宇宙産業の拡大を支援すべく、パートナー企業と共に、宇宙ビジネスの最新動向や宇宙・衛星事業におけるクラウド開発技術についての情報共有、意見交換、ネットワーキングの場を提供した。今年は、宇宙×クラウドに加え、生成AI、サイバーセキュリティ、国際連携など多岐にわたるテーマを扱い、各分野の第一線で活躍する登壇者が講演するなど、多様な視点から、宇宙産業の可能性を探る機会となった。 イベント冒頭では、Fusic・エバンジェリストの室井慎太郎氏より、同社の事業紹介とともに、「Aerospace RAG」や「Atmosphere」など宇宙領域への取り組みに加え、当日発表された新ブランドスローガン「OSEKKAI × TECHNOLOGY」についても紹介された。そのほか、基調講演と7本のセッションが続き、最後には、登壇者によるパネルディスカッションが実施され、採用・技術開発・生成AIの活用など多岐にわたるテーマで意見交換が行われた。 ニュースソースを読む
2025/07/08 19:00:00
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