新発射場の優先事業者に選定
インターステラテクノロジズは、北海道スペースポート(HOSPO)を所有する北海道大樹町と、人工衛星打上げ用の新発射場 Launch Complex1(LC1)の優先事業者として、打上げに向けた基本合意書を締結した。

▲HOSPOは、東と南に打上げ可能な、世界トップクラスの利便性を有する宇宙港
大樹町がLC1の運用計画策定のため昨年実施したRFI (Request for Information)により、インターステラテクノロジズ社を最も確度が高い事業者様と評価したことから、6月12日、同合意書が締結された。大樹町は、ロケットを打ち上げる東と南方向に海が広がること、広大な土地による発射場の拡張性の高さ等の地理的優位性があることから、1985年から40年にわたって航空宇宙産業の誘致を進めてきた。HOSPOの特徴は、民間にひらかれた商業宇宙港であり、顧客の多様な軌道に対応でき、東京からのアクセスにも優れた、世界トップクラスの利便性を有する。大樹町はLC0に続く次のロケット発射場としてLC1を整備しており、昨年12月にLC1での打上げ事業者を公募する情報提供要請を実施した。
インターステラテクノロジズは2013年、大樹町を本社に事業を開始し、16年より大樹町とHOSPO内の発射場兼実験場 Launch Complex0(LC0)の利用に関する契約を結び、19年と21年にはLC0から打ち上げた観測ロケットMOMOが、計3回の宇宙空間到達を達成している。
2025年7月2日