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高頻度サンプルリターン実現に向け

ElevationSpaceは、ルクセンブルクのExobiosphereと宇宙空間の微小重力環境を活用した創薬実験の成果を地球に回収する高頻度サンプルリターンサービスの実現に向けた基本合意書(MoU)に署名した。

                                            

▲(左) Exobiosphere・アシエルノ社長と(右) ElevationSpace・小林CEO(大阪・関西万博にて)

ElevationSpaceは、宇宙空間で研究開発した物資を地球に持ち帰るための大気圏再突入・回収技術に挑む日本初の民間企業であり、同提携ではExobiosphereが有するハイスループットスクリーニングシステム『OHTS(Orbital High-Throughput Screener)』を、ElevationSpaceが開発中のフリーフライヤー型軌道上実証・回収衛星(「ELS‐R」)や宇宙ステーションからの高頻度回収カプセル(「ELS‐RS」)に搭載し、宇宙空間における創薬実験等の成果を迅速に回収し、地上における研究開発を加速することを目指した業務提携を開始する。

両社は、OHTSのELS-RおよびELS-RSへの搭載に向けた技術インターフェースの調整や創薬分野の回収サプライチェーンの最適化に向けた共同研究に取り組み、将来のISS(国際宇宙ステーション)や商業宇宙ステーション、またはフリーフライヤーによるデモミッションの実現に向けて共同で取り組みを進めていく。また、米国や欧州、日本における製薬会社をはじめとする顧客開拓についても共同で取り組んでいく。

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