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安全な宇宙通信基盤の構築を推進

インフォステラは、量子通信技術の開発を手がけるPramatra Tech Services Private Ltd.と、量子鍵配送(QKD)に対応した地上局ネットワークの構築および共同開発に関する戦略的業務提携覚書(MOU)を締結した。

▲日印連携によるQKD(Quantum Key Distribution)技術を活用

同MOUは、オーストラリア・シドニーで開催された国際宇宙会議(IAC)において合意に至り、10月3日に正式署名された。今回の提携により、インフォステラは自社のグローバル地上局ネットワークおよび運用ソフトウェアを活用し、Pramatraの衛星ミッションを支援する。これには、衛星の打ち上げ初期運用段階(LEOP)のサポートや、光学およびRF地上局の統合も含まれる。また両社は、量子鍵配送(QKD)技術を活用した安全性の高い衛星‐地上間通信フレームワークの共同研究開発を進め、将来的には量子暗号を用いた通信サービスや、宇宙・地上をつなぐハイブリッド通信システムの実用化を目指す。

両社は今後、共同実証や技術検証ミッション、商業化に向けた戦略策定を通じて、量子時代に対応した安全な通信インフラの確立を目指していく。また同提携は、急速に拡大するインドの量子宇宙技術分野と、日本の地上ネットワーク技術の強みを結びつけ、国際的な知見共有とイノベーションの促進を図るものとなる。

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