一般サバイバル技術訓練を実施
Space BDは、JAXAから事業者選定を受けた日本人宇宙飛行士候補者の基礎訓練(一般サバイバル技術訓練)を実施している。
同訓練は、今後のミッションを見据え、起こりうる気候 、 気象条件下におけるサバイバル技術の習得を目的とし、訓練の前半部分として基礎研修と合意形成ワークショップを行った。
基礎研修はボーイスカウト日本連盟ご協力のもと、サバイバル環境で必要とされる着火・火起こしやロープ結びなどの知識習得のため、実践的な講義・実演訓練などを実施。具体的には、火起こしの仕方、地図の読み方、コンパスやナイフの使い方、安全な水の見分け方、身近なもので信号を送信する方法など野外活動に必要な技術を身に着ける訓練となる。
合意形成ワークショップは、演出家でワークショップデザイナーでもある洗足学園音楽大学准教授の田野邦彦先生と、星槎大学 共生科学部 客員教授 北川達夫先生ご協力のもと、演劇的手法を用いて多様な価値観やコミュニケーション上の困難性を持ち込み、合意形成の難しさやグループで協業する際に求められる非認知のスキルへの気づきを目的として行った。
班長として参加した宇宙飛行士候補者である米田あゆさんは「合意形成をとるにあたって、各人のやりたい事とその根底にある考えがどういうものなのかをクリアにすることが大切であると認識した」と振り返った。
2024年8月10日