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米国拠点の最新管制室を公開

ispaceの米国法人(ispace-U.S.)は、コロラド州デンバー本社に、管制室となるサミット・ミッション・コントロール・センターを開設した。

 

管制室は、宇宙機や顧客ペイロードとのテレメトリ通信のための地上の中枢設備として使用する。センター内には、同社の月探査への挑戦の歴史が記されており、進行中の月面ミッションを管制するオペレーションルームでは、ミッションデータをチーム全体に共有可能なオペレーター用コンソールと大型モニターが設置されている。

宇宙空間をイメージした室内には、ミッションの目的地である月の光のような、柔らかな照明がオペレーターを真上から照らしている。

サミット・ミッション・コントロール・センターは、同社がミッション1での経験や間近に迫るミッション2の準備の中から得た様々な学びを活かして構成されている。

2026年に打ち上げを予定しているミッション3では、NASAによる複数の科学的ペイロードを、月の裏側、南極付近に位置するシュレーディンガー盆地へ輸送する計画だ。ランダー(月着陸船)は宇宙空間を航行中、直接地球と通信することが可能な一方、月面上での通信確立のため、軌道上に2基のリレー衛星を展開する予定となっている。

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