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月周回有人拠点のバルブを開発受託

タカノは、月周回有人拠点『Gateway』内の国際居住棟(I-Hab)向けに、JAXAが主導する環境制御・生命維持システム(ECLSS)用のバルブ開発を三菱重工業より受託した。                 

▲開発中の有人拠点。年間30日ほど宇宙飛行士が滞在しそれ以外の期間は無人運用されるという

タカノの産業機器部門では、電磁アクチュエーターや電磁バルブの開発・製造・販売を行っており、このような市場環境の中で、2021年に人工衛星向けの小型電磁アクチュエーターを開発、宇宙空間での実績を重ねてきた。国際居住棟I-Habとは、月周回軌道上に構築される月探査の中継基地『Gateway』(ゲートウェイ)の主要な居住モジュールで、宇宙飛行士が生活・活動するための拠点となる。今回開発を受託したバルブは、窒素と酸素を用い、居住内の圧力と酸素の分圧を宇宙飛行士が快適に過ごせる範囲内に制御するためのバルブで、宇宙空間という過酷な条件下でも高度な性能が求められる。

同社は、流量制御用電磁バルブの開発技術、小型軽量化に関するノウハウ、そして宇宙用アクチュエーターの開発実績を評価され、今回のバルブ開発受託に至った。2026年度には、開発中の試作モジュールを試験施設にて実証予定であり、将来的には月周回軌道へ打ち上げられる有人拠点Gateway内の国際居住棟I-Habへの搭載を目指す。タカノは、地上産業で培った高精度技術を宇宙に応用し「月で流体を制御するメイド・イン・ジャパン技術」を長野県から世界に発信していく。

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