-- 天文・理科学ではない宇宙の「産業」「ビジネス」に特化したメディア --

軽量・コンパクトな反射器を提供

石敏鐵工は、『SLR用小型リフレクター』および『SLR用超小型リフレクター』の販売を開始し、7月29日~8月1日に東京ビッグサイトで開催された第2回「SPEXA」にて初公開した。

                                        

▲搭載機器のサイズや用途に応じて2タイプが用意されている

同製品は、地上から人工衛星に向けてレーザー光を照射し、衛星との距離を高精度(㎜オーダ)に測定する「衛星レーザー測距(SLR:Satellite Laser Ranging)」に使用される重要な反射器である。SLRは人工衛星の正確な位置把握や軌道管理に不可欠な技術であり、近年深刻化するスペースデブリとの衝突リスク低減にも貢献する。

今回発売した製品は、JAXAが開発した小型リフレクター「Mt.FUJI」の技術に基づき、正式なライセンス契約のもとで製造を行うもので、Mt.FUJIは宇宙空間の過酷な温度差(−100℃〜+100℃以上)、放射線環境、ロケット打ち上げ時の衝撃や振動に耐え、長期にわたり高い反射性能を維持できることが特長。その開発成果をもとに、石敏鐵工がロケット上段や小型衛星・超小型衛星にも搭載可能な軽量・コンパクトなリフレクターとして提供する。

ニュースソースを読む

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • ニュースレターを購読する

    宇宙経済新聞ニュースレター
    購読申し込み

    登録は無料です

  • 【 AD 】
    【 AD 】
    【 AD 】