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自動車業界の知見等を積極導入

インターステラテクノロジズは、トヨタ自動車およびウーブン・バイ・トヨタと業務提携に関する合意書を締結した。モノづくり分野での幅広い連携を通じ、強固な製造体制を確立することで、高頻度・低コストで打ち上げられる宇宙輸送サービスを実現する。

▲生産体制全般の仕組みをトヨタと連携して構築

インターステラテクノロジズは、観測ロケット『MOMO』で国内民間企業単独として初めての宇宙空間到達を達成した、日本の民間宇宙輸送のリーディング企業であり、世界中で宇宙輸送能力が不足する中、日本政府が目指す国内の打上げ能力向上に資するため、小型人工衛星専用のロケット『ZERO』を開発している。インターステラテクノロジズとウーブン・バイ・トヨタは今年1月、資本および業務提携を締結したことを発表。ロケットを一点モノの生産から、高頻度打上げに耐えうる工業製品へと構造変革させるための取り組みを具体化すべく、トヨタを含めた3者で合意書を新たに締結した。

今年8月よりトヨタから出向者を派遣し、ロケットZEROの初号機開発から事業化に向けた取り組みまで、幅広いモノづくり分野において支援する。また、インターステラテクノロジズはトヨタが長年培ってきたモノづくりの知見や強みを活用することを見据え、「Toyota Woven City」のインベンターとしても参画した。開発場所は引き続きインターステラテクノロジズの拠点を中心とする。インベンターに参画したのは、スタートアップ企業としては初めてとなる。

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