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10機目の小型SAR衛星を打上げ

QPS研究所は、日本時間5月17日(土)に、小型SAR衛星QPS-SAR10号機(愛称:「ワダツミ- I」)を米国Rocket Lab社のロケット、Electronによって打上げる(予定/打上げウィンドウ17時15分以降)。

▲高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」

今回の打上げミッションは、2月28日に発表した同社とロケット・ラボとの衛星8機分の打上げ契約のうちの第2回目の打上げであり、同社の専用ロケットとして打ち上げられる。Electronでは毎回打上げのミッションネームが設定されていて、今回はQPS-SAR10号機の愛称・ワダツミ-Iにちなんで「The Sea God Sees」と名付けられた。

QPS研究所は収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発。そのアンテナによって強い電波を出すことが可能になり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星・QPS-SARの開発に成功した。QPS-SARは民間SAR衛星で世界トップレベルの46cm分解能の画像取得が可能で、現在は商用機3機を運用しており、2028年5月末までに24機、そして最終的には36機の衛星コンステレーションで平均10分毎という準リアルタイム観測データ提供サービスを目指している。

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