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初号機の顧客5社・団体が決定

インターステラテクノロジズの小型人工衛星打上げロケット『ZERO』初号機の顧客が決定し、5社・団体と打上げ契約(Launch Service Agreement、LSA)を締結した。

                                        

▲中央がインターステラテクノロジズの熱田圭史取締役COO

搭載するのは、シンガポールの衛星事業者Ocullospace、キューブサットの製造を通じた学びの機会を提供する米国の非営利団体Wolfpack、大阪公立大学、東京都市大学の衛星4機で、両大学に衛星分離機構を提供し実証する韓国のDALRO Aerospaceを含む。通常は打上げ実証にとどまることが多い初号機において、民間顧客の衛星を獲得したことは世界的にも珍しい事例であり、今回参加した企業や団体・大学は、同ミッションをロケットに衛星を組み込むまでの経験を積んだり、自社の技術を宇宙で試し、実証するという貴重な機会と捉えて参画した。

Ocullospaceは、シンガポールで設立された宇宙探査企業で、特に赤道域のミッションを中心に、アジア全域に向けたIoT特化型衛星サービスの展開を目指している。今回の打上げには1Uサイズのキューブサットを搭載し、地球低軌道(LEO)におけるIoT接続およびリモートセンシングの応用を、LoRaやNB-IoTなどのプロトコルを用いて検証する。

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