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三菱重工が、UAEの小惑星探査打上げで契約

三菱重工業は、アラブ首長国連邦(UAE)宇宙庁と小惑星帯探査ミッションにて、打上げ輸送サービス契約を締結し、H3ロケットによる打上げ輸送サービスを提供する。

 

UAE宇宙庁が2028年に打上げを計画している小惑星帯探査ミッション(EMA)は、太陽系の基盤や小惑星帯で発見された生命の構成要素の存在と起源についての理解を深めるとともに、小惑星から資源を採掘する可能性に向けて基礎を築くことが目的。三菱重工が、UAE国家ミッションに提供する3回目の打上げ輸送サービス契約となる。

EMAは、13年のミッションで構成されている。6年間の宇宙船開発期間の後、7年間の火星の先に存在する主要な小惑星帯への飛行を行い、複数回の近接フライバイを行って主要な小惑星帯の小惑星を観測し、最終的には7番目の小惑星であるジャスティシアに着陸する計画だ。

同社では、今回のパートナー契約について、「顧客への長期的なサポートと、宇宙産業の様々な顧客に信頼性の高い宇宙へのアクセス手段を提供するという当社のコミットメントを具現化したもの」とコメントしている。

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