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複数のエネ技術の軌道上実証がスタート

アークエッジ・スペースと関西大学、福井大学らの共同研究により開発した超小型人工衛星「DENDEN-01」が、国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙空間へ放出された。

 

同衛星は、10×10×10cm (1Uサイズ) の超小型人工衛星で、温度が変化すると物質の結晶状態が変化し、この過程で熱を吸収または放出することができる「固-固相転移型潜熱蓄熱材(SSPCM)」を活用した電源温度安定化装置はじめ、今後の超小型衛星開発に貢献する複数のエネルギー技術および高負荷ミッションの軌道上実証を行う。

アークエッジ・スペースは、同衛星における地上との通信を担当し、同社の静岡県にある3.9mパラボラアンテナと東京電機大学所有の3mパラボラアンテナを用いた通信を担当する。

また、同社が開発した衛星搭載920MHz帯小型省無線通信によるバックアップ通信の機能検証および地上に設置した省電力無線通信機を用いたセンサデータを衛星経由で取得する実験(ストアー・アンド・フォワード技術)の検証を行う。

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