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JAXAの宇宙戦略基⾦を受託

次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTRA)は、JAXAの宇宙戦略基金事業における技術開発テーマである「大気突入・空力減速に係る低コスト要素技術」にて、「展開型エアロシェル技術の地球大気圏突入実証と火星着陸機への適用」を提案し、受託した。

▲展開型エアロシェル技術の地球⼤気圏突⼊実証と⽕星着陸機への適⽤

同プロジェクトは、国産技術による次世代の革新的な大気圏突入システムである「展開型エアロシェル技術」の開発及び実証を行い、我が国における火星着陸機探査の実現と、宇宙からの地球への帰還の低コスト化や高信頼性化を目指すもの。展開型エアロシェル技術は、2000年頃に東京大学で開始された研究を端緒とし、大気球や観測ロケットでの飛行実証実験を重ねて成熟してきた国内発の革新的な技術である。従来の大気圏突入・空力減速・着陸(EDL)手段と比較して、大気圏突入時の空力加熱を緩和可能であり、小型・軽量で、コスト削減や信頼性向上が期待できる。

NeSTRAを結節点に産学の知見を結集しつつ、同技術組合に組合員として参画する、エアロシェルの製造技術を担う藤倉航装、回収技術を担うElevationSpaceとの共同体制で実施され、各機関の強みを活かし、効率的かつ効果的な開発を目指す。今回の受託は、各機関の技術力と研究開発能力が認められた証であり、大気圏突入技術の進歩は、宇宙開発利用の新たな可能性を開く。

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