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デブリ除去に革新的な新特許技術 

アストロスケールHDは、米国特許第12,234,043 B2号「複数デブリ除去の方法とシステム」を取得した。この革新的な特許技術はスケーラブルで繰り返し可能な複数デブリの除去と制御再突入を可能にする。

                                        

▲新しい特許は次世代のための安全で持続可能な宇宙利用を支える

老朽化した衛星や断片化したデブリで低軌道がますます混雑し、新しい衛星が加速的に打ち上げられる中、持続可能で費用対効果の高い既存デブリ除去(ADR)の基盤となる具体的な方法としては、サービサー衛星がデブリ(「クライアント」)にドッキングし、低い軌道にいる再突入支援衛星(「リエントリシェパード衛星」)に移す。クライアントがリエントリシェパード衛星とドッキングした後、サービサー衛星は分離して新しいクライアントへと向かい、リエントリシェパード衛星が最初のクライアントを安全に大気圏への再突入に誘導する。この行程を繰り返すことで、サービサー衛星が一回のミッションで複数の大きなデブリを除去することができる。

この新しい特許はアストロスケールの複数デブリ除去を可能にするアプローチに基づいており、2026年打上げ予定の『ELSA‐M』は、捕獲や除去を可能にするインターフェースを搭載した運用を終えた衛星を1回のミッションで複数機除去することができる。一方、今回新たに特許を取得した方法は、ロケット本体や古い衛星など、大型でドッキング機能が搭載されていないデブリを安全に大気圏へと誘導する。

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