災害対応の高度化を目的に協業
Synspectiveは、AIリアルタイム防災・危機管理情報サービスを提供するSpecteeと、災害対応の迅速化・高度化を目的とした協業を開始した。

▲より実態に即した浸水被害マップの作成を目指す
Synspectiveは、小型SAR衛星『StriX』により、天候や時間帯に左右されず広域の地表面を観測し、浸水被害を解析するソリューションを提供してきた。一方、Specteeは、AI技術を用いてSNS情報から災害・危機管理情報をリアルタイムに抽出し、その位置情報や被害の様子を可視化するサービスで国内トップシェアを誇る。しかし、SAR衛星による観測だけでは、ビルや住宅が密集する都市部など、局所的・詳細な被害状況の把握には課題が残っていた。
この課題を解決するため、広域を捉える「宇宙の眼(SAR衛星)」と、ピンポイントの状況を捉える「地上の眼(SNS情報)」を組み合わせることで、災害対応能力を飛躍的に向上させることを目指し、今回の協業に至った。両社の浸水解析技術を融合させ、より詳細な被害状況の把握を目指す。
2025年7月31日