月面の水資源探査でクラファン
ゼネラルシムスサービスは月面の水資源を探査するため、世界初の小型SIMS(二次イオン質量分析装置)の開発を進めており、プロジェクトの認知をより広める目的で、8月上旬よりクラウドファンディングを開始する。

▲宇宙分析装置の開発プロジェクトを応援
月は人類が次に目指すべき活動拠点として注目されているが、そこで不可欠な資源である「水」の存在はまだ十分に解明されていない。ゼネラルシムスサービスは北海道大学との共同研究をベースに、月面で水素を検出し、水資源の有無を明らかにするための革新的な小型SIMS分析装置を開発している。SIMS分析装置はJAXAの『はやぶさ』や『はやぶさ2』、NASAの『OSIRIS-Rex(オシリス・レックス)』が地球に持ち帰ったサンプルの分析にも使われている、非常に信頼性の高い装置である。
従来のSIMS分析装置は1t以上の巨大な装置で、月面輸送に莫大なコスト(1000億円以上)がかかるとされている。ゼネラルシムスサービスの開発する小型SIMSは、この5分の1~10分の1への軽量化を実現する世界初の試みであり、実現すれば月面探査や宇宙開発分野における大きな革新をもたらす。クラウドファンディングは8月上旬~9月中旬に『Makuake』で実施される予定で、35万円を目標金額とする。
2025年8月7日