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大型衛星デブリの接近・診断事業がフェーズⅡへ

アストロスケールは、大型の衛星デブリを対象に接近と観測を行うISSA-J1ミッションにて、詳細設計や衛星組立、地上試験、運用準備等を行うフェーズⅡに移行する。

 

 

同社は、文部科学省が推進する「SBIR制度」にて、宇宙分野の大規模技術実証事業(フェーズ3)に採択され、スペースデブリ低減のための技術開発・実証をテーマに、「軌道上の衛星等除去技術・システムの開発・実証」に取り組んでいる。

フェーズⅠでは、機体の基本設計や航法センサの開発を実施。フェーズⅡでは、詳細設計や衛星組立、地上試験、運用準備等を予定している。フェーズIIについての補助金額は、最大63.1億円が交付される。

同社では、観測対象のデブリ(日本のロケット上段)の周回観測、デブリから約15mの距離までへの接近、衝突回避機能の設計の正しさの確認などに成功している。
ISSA-J1のミッションでは、ランデブ・接近・観測対象を大型の衛星デブリとすることで、軌道上サービス実現に向けた能力と実績をさらに高める方針だ。

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