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地球と月を結ぶ新たな経済圏構築へ

ispace、日本航空、JALエンジニアリング、JALUXの4社は11月28日、「将来の月面における持続的な活動を支える輸送システムおよび基盤の構築」を目指し、協業に向けた基本合意書を締結した。

                              

▲(左から)ALECの秡川取締役、JALの鈴木執行役員、ispaceの袴田CEO、JALUXの毛利執行役員

今回の基本合意に基づき、今後はispaceのランダーやその関連設備に対し、JALとJALECが航空分野で培った整備技術や航空管制、運航管理などの知見を活用し、将来の月面生活圏および輸送機の高頻度な離着陸を支えるシステム・基盤構築の共創を進めていく。ispaceのランダーによる月面輸送とJALグループの航空知見や顧客ネットワークを掛け合わせることで、一般顧客や民間企業など多様なステークホルダーに月面輸送の機会を提供する。

ispaceとJALグループは、月面と地上の活動をつなぐ新たな体験価値の創出に挑み、宇宙輸送がより身近になる未来に向けて、事業開発・技術・輸送サービスの観点から具体的な取り組みを進めていく。今回の協業は、4社体制で地球と月を結ぶ新たな経済圏『シスルナ経済圏』における月面輸送・運航の社会実装基盤を築く重要な第一歩であり、今後段階的に取り組みを進める予定。4社はそれぞれの強みを活かし、月面での持続的活動に不可欠なインフラの共創を目指す。

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