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【独自取材】アジア最大の宇宙玄関口を高知に/スペースポート高知 古谷代表理事・小松理事インタビュー
日本の宇宙産業を強化するためには、より多くのスペースポート(宇宙港)の整備が早急に求められる中、高知県で中学・高校時代の同級生二人がSNSで呼応し「一般社団法人スペースポート高知」を設立、歩み出している。そんな二人にインタビューを試みた。あらかたを古谷文平代表理事が自身の経営するホテルで語り、そこにニュージーランドからオンラインで合流した小松聖児理事が話の掉尾を飾った。【聞き手:本紙・植村和人】
2025/06/06 17:26:52
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10機目の小型SAR衛星を打上げ
QPS研究所は、日本時間5月17日(土)に、小型SAR衛星QPS-SAR10号機(愛称:「ワダツミ- I」)を米国Rocket Lab社のロケット、Electronによって打上げる(予定/打上げウィンドウ17時15分以降)。 ▲高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」 今回の打上げミッションは、2月28日に発表した同社とロケット・ラボとの衛星8機分の打上げ契約のうちの第2回目の打上げであり、同社の専用ロケットとして打ち上げられる。Electronでは毎回打上げのミッションネームが設定されていて、今回はQPS-SAR10号機の愛称・ワダツミ-Iにちなんで「The Sea God Sees」と名付けられた。 QPS研究所は収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発。そのアンテナによって強い電波を出すことが可能になり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星・QPS-SARの開発に成功した。QPS-SARは民間SAR衛星で世界トップレベルの46cm分解能の画像取得が可能で、現在は商用機3機を運用しており、2028年5月末までに24機、そして最終的には36機の衛星コンステレーションで平均10分毎という準リアルタイム観測データ提供サービスを目指している。 ニュースソースを読む
2025/05/13 19:00:00
導入自治体における事例を発表
天地人は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューション『天地人コンパス 宇宙水道局』の導入自治体における事例を発表した。人口10万人〜20万人規模の自治体で、漏水発見効率6倍、調査費用79%削減を実現した。 ▲「天地人コンパス 宇宙水道局」のサンプル 今回の自治体の事例では、令和5年度に導入の天地人コンパス 宇宙水道局が示した漏水リスクが高い箇所を基に計画調査を立て、音聴調査を実施した結果、126箇所の漏水を発見した。注目ポイントは、①漏水発見効率が6倍に向上②調査コストを大幅に削減③漏水リスクの高い場所から40%(50箇所)の漏水を特定、の3点。 現在、日本では年間約2万件以上の漏水事故が発生しており、その主な原因は「老朽化」である。1960年代の高度経済成長期に布設された水道管の多くは設置から40年以上経過したいわゆる経年管で、約17.6万km(地球約4周分)に達している。更新費用は1kmあたり2億円と言われ、全国の自治体は危機的な局面を迎えている。さらに、気候変動による異常気象の増加や地震による地盤変動も管路へのリスクを高めているが、厳しい財政状況と技術者不足により、全ての老朽管を更新することは現実的ではない。そんな中、天地人は、見えざる地下のリスクを、①どの管路が近い将来漏水する可能性が高いか(漏水のリスクを検知する)②どの管路が重要なのか(その管路の機能が停止した際の、重要施設への影響規模)、という2つのアプローチが重要だと考えている ニュースソースを読む
2025/05/12 19:00:00
NASA技術レポートに掲載
ワープスペースが取り組んでいる光通信技術が、火星探査ミッションの通信基盤として期待されていることから、NASAが発行する「2024年版 最先端小型宇宙機技術レポート」に、昨年に引き続き掲載された。 ▲最先端小型宇宙機技術レポート 2024年版 ワープスペースは、MEO(medium earth orbit)経由の低遅延データ中継を実現し、将来的には火星や深宇宙との光通信ネットワーク構築を目指す。同社の取り組みは、p370に掲載されている。 ニュースソースを読む
2025/05/09 19:00:00
「衛星編隊飛行技術」に採択
インターステラテクノロジズは、JAXAが実施する宇宙戦略基金の技術開発テーマ「高精度衛星編隊飛行技術」に採択され、JAXAと委託契約を締結した。東京科学大学、奈良先端科学技術大学、大阪大学、湘南工科大学、会津大学の5大学を連携機関に、「超多数機の精密制御が可能な編隊飛行技術の構築」に取り組む。 ▲フォーメーションフライト技術の確立を目指す 同技術開発では、日本の強みを活かした独自性と革新性ある衛星技術を獲得し国際競争力を底上げするため、多数の超々小型衛星が互いの位置や姿勢を制御しながら、宇宙空間で高精度に協調して飛行する編隊飛行(フォーメーションフライト)の主要技術を確立することを目指す。 この技術を活用することで、宇宙空間に大型のアンテナを設置することができ、スマートフォンや自動車などと直接つながる次世代ブロードバンド衛星通信など、従来の衛星コンステレーションでは難しい産業アプリケーションの実現につながる。 ニュースソースを読む
2025/05/08 19:00:00
JAXAの宇宙戦略基⾦を受託
次世代宇宙システム技術研究組合(NeSTRA)は、JAXAの宇宙戦略基金事業における技術開発テーマである「大気突入・空力減速に係る低コスト要素技術」にて、「展開型エアロシェル技術の地球大気圏突入実証と火星着陸機への適用」を提案し、受託した。 ▲展開型エアロシェル技術の地球⼤気圏突⼊実証と⽕星着陸機への適⽤ 同プロジェクトは、国産技術による次世代の革新的な大気圏突入システムである「展開型エアロシェル技術」の開発及び実証を行い、我が国における火星着陸機探査の実現と、宇宙からの地球への帰還の低コスト化や高信頼性化を目指すもの。展開型エアロシェル技術は、2000年頃に東京大学で開始された研究を端緒とし、大気球や観測ロケットでの飛行実証実験を重ねて成熟してきた国内発の革新的な技術である。従来の大気圏突入・空力減速・着陸(EDL)手段と比較して、大気圏突入時の空力加熱を緩和可能であり、小型・軽量で、コスト削減や信頼性向上が期待できる。 NeSTRAを結節点に産学の知見を結集しつつ、同技術組合に組合員として参画する、エアロシェルの製造技術を担う藤倉航装、回収技術を担うElevationSpaceとの共同体制で実施され、各機関の強みを活かし、効率的かつ効果的な開発を目指す。今回の受託は、各機関の技術力と研究開発能力が認められた証であり、大気圏突入技術の進歩は、宇宙開発利用の新たな可能性を開く。 ニュースソースを読む
2025/05/07 19:00:00
テスト機器ポートフォリオを拡充
次世代の低軌道(LEO)衛星ネットワークで最適な性能を確保するには、最新鋭の信号発生器やシグナル・スペクトラム・アナライザは欠くことのできない重要な測定ツールであり、Telesa社のLightspeed宇宙・地上統合ネットワークのモデリングと性能評価では、ローデ・シュワルツ社の高度な測定技術が重要な役割を果たしている。 ▲ローデ・シュワルツ社の革新的なテスト機器ポートフォリオは、最新世代の衛星開発の推進において極めて重要な役割を担っている モバイル・ネットワークのテスト・サービスで世界をリードするローデ・シュワルツ社は、先進的な次世代衛星ネットワークに特有の要件に応えるため、テスト機器ポートフォリオ全般にわたる測定オプションを強化した。最も革新的で世界最大規模の衛星通信事業者の1つであるTelesat社は、ローデ・シュワルツ社の先進的なテスト機器を活用して、Telesat社のTelesat Lightspeed LEOネットワークにおけるサービス・リンク設計の最適化をはかってきた。 Telesat Lightspeedは、光ファイバ並みの速度での大容量リンクを手頃な価格でユビキタスに提供し、世界の衛星接続に革命をもたらすことを目指すものであり、2027年末までには世界規模でのサービス開始を見込んでいる。ローデ・シュワルツ社が開発した最新機能は、Telesat Lightspeed衛星のオンボード・プロセッサの開発とテストに留まらず、モデム・メーカーやチップセット・メーカーなど、より広範なTelesat社を中心とするエコシステムのユーザーも活用できる。 ニュースソースを読む
2025/05/02 19:00:00
ライフサイエンス事業6回目打上げ
Space BDは、ISS日本実験棟「きぼう」を活用したライフサイエンス事業において、研究機関のサンプルを搭載し、SpaceX社が運用するNASA 32nd Commercial Resupply Service mission (SpX-32)として、4月21日・17時15分(日本標準時)に「Falcon 9」ロケットによって打上げられた。 ▲SpX-32打ち上げの様子(提供=NASA) Space BDは、これまでにライフサイエンス事業において6回の打上げ支援を行い、打上げたサンプル数の合計は、JAXAのアカデミア公募案件による約540 件および同社が受託した有償利用サンプル37件となる。微小重力環境を利用することで、地上では得られない高品質なタンパク質結晶化が可能である。これにより、新薬開発プロセスの短縮化やコスト削減などに貢献する。 ニュースソースを読む
2025/05/01 19:00:00
耐熱材料の共同開発を開始
ElevationSpaceと豊田自動織機は、宇宙空間の実証機が地球に帰還する際の大気圏再突入システムに用いる耐熱材料の共同開発を開始した。 ElevationSpaceは、宇宙空間で研究開発した物資を地球に持ち帰るための大気圏再突入・回収技術に挑む、日本初の民間企業である。この共同開発では、豊田自動織機が有する炭素繊維の3次元織物技術を活用し、大気圏再突入時の高温環境にも耐えられる軽量かつ低損耗、低コストな耐熱材料を研究開発する。 ▲左:一般的な織物(1層)右:3次元織物一例(5層) 宇宙活動の拡大を背景に、基幹ロケットや大気圏再突入技術は国際競争力を下支えする重要な基盤技術その中核であり、熱防護技術はさらなる需要の拡大が見込まれる。機能性耐熱材料の最適化設計を実現する手段が確立されていない中、両社が持つ技術を融合し、各国に先んじて研究開発を進めることで、日本の宇宙産業の基盤強化および国際競争力の向上をめざす。 ニュースソースを読む
2025/04/30 19:00:00
「航空宇宙技術遺産」に認定
IHIエアロスペースが開発に携わった日本初の軌道上有人実験施設「きぼう」日本実験棟が、日本航空宇宙学会より「航空宇宙技術遺産」に認定された。 航空宇宙技術遺産は、日本の航空宇宙技術発展史を形づくる画期的な技術を顕彰する制度。認定証贈呈式は、4月4日に東京大学本郷キャンパスの安田講堂にて開催され、開発を主導したJAXAをはじめ、協力企業など計11社に認定証が授与された。 ▲「ISSでもユニークな機能を有するモジュール」など認定理由を記載 今後もIHIエアロスペースは、培ってきた確かな技術力を基盤に、宇宙利用への世界的な関心の高まりに応えるとともに、人類の活動領域の拡大や日本の宇宙産業の発展に貢献していく。 ニュースソースを読む
2025/04/28 19:00:00
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