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【独自取材】アジア最大の宇宙玄関口を高知に/スペースポート高知 古谷代表理事・小松理事インタビュー
日本の宇宙産業を強化するためには、より多くのスペースポート(宇宙港)の整備が早急に求められる中、高知県で中学・高校時代の同級生二人がSNSで呼応し「一般社団法人スペースポート高知」を設立、歩み出している。そんな二人にインタビューを試みた。あらかたを古谷文平代表理事が自身の経営するホテルで語り、そこにニュージーランドからオンラインで合流した小松聖児理事が話の掉尾を飾った。【聞き手:本紙・植村和人】
2025/06/06 17:26:52
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「宇宙米」生産通じ地域活性化
DigitalBlastは、地域×宇宙をテーマに、宇宙利活用による地域活性化プロジェクトとして、埼玉県内一の収穫量を誇る加須市の米(種籾)を国際宇宙ステーション(ISS)へ送るプロジェクトを推進している。 ▲加須市より預かった種籾はISSの「きぼう」日本実験棟で約5カ月保管される予定 DigitalBlastと埼玉県加須市との協働による「加須宇宙米本プロジェクト」では、加須産米の種籾を数カ月のあいだ宇宙空間で保管、その後、地球に帰還させてブランド米を生産することを目指している。DigitalBlast の堀口真吾CEOは加須市出身であり、宇宙利活用を通して地域活性化に貢献したいとの思いから加須市へ同プロジェクトを提案、実施に至った。 4月24日には、実際にISSへ送る加須産米の種籾を加須市より受領するセレモニーが開催された。冒頭に堀口CEOが挨拶を行い「2030年に予定されているISSの退役後は民間宇宙ステーションが活躍する時代になること、また、宇宙は物理や数学、生物学などと関連の深い分野であり、子どもたちが今回のプロジェクトを学びのきっかけにしてくれれば、将来のイノベーションにもつながる」と期待を寄せた。 ニュースソースを読む
2025/05/29 19:00:00
天候や時間問わず検知と分類可能に
Synspectiveは、物体検知・分類分析ソリューション(ODC Solution)をローンチした。同ソリューションは、SARデータと解析アルゴリズムを活用し、船舶や航空機の位置や種類に関する迅速かつ正確な情報が提供可能である。 ▲Osaka,Japan/STARING SPOTLIGHT(11 May 2025 18:57 UTC) 『ODC Solution』は特に、海洋域のモニタリング、空港モニタリング、安全保障、グローバルなサプライチェーンの監視において、活用が期待されている。また、Synspectiveの技術パートナーであるSATIM社の実績のあるアルゴリズムをODC Solutionへ統合したことにより、ターゲットオブジェクトの高い検知と分類を実現することができた。 主な特長は、①全天候・全時間帯対応:SAR衛星によるモニタリングは雲、霧、煙を透過し、24時間365日対応②高頻度撮像:Synspectiveの衛星コンステレーションにより、タイムリーに情報を取得③広域モニタリング:広大な海域、沿岸線、空港、遠隔地を効率的にモニタリング④AIによる自動検知:SATIM社のアルゴリズムを活用した高精度な物体検知機能⑤分類機能:高度なアルゴリズムにより検出物を分類・識別し、迅速な意思決定をサポート。 ニュースソースを読む
2025/05/28 19:00:00
プローブ情報と連携し浸水災害防ぐ
スペースシフトは、トヨタ⾃動⾞と連携し、災害に対する新たなソリューションを「⼈とくるまのテクノロジー展 2025」にて提案した。 ▲「車両走行データ」×「人工衛星データ」で浸水災害を防ぐ スペースシフトとトヨタ自動車は2024年4月、水害をはじめとする災害対策において、共同技術開発についての覚書を締結し、社会実装に向けて取り組んできた。今回の展示会では、人工衛星(SAR衛星)のデータと車両走行データ(プローブ情報)を組み合わせた解析技術を展示した。 浸水・冠水域の解析結果をもとに、通行できない可能性が高いエリア・道路を把握することができるため、より迅速な災害対応や避難指示が可能となり、また、災害復旧時の最適なルート情報提供など、スムーズな物流の一助となることも期待される。 ニュースソースを読む
2025/05/27 19:00:00
10機目小型SAR衛星の初交信に成功
QPS研究所は、5月17日(日本時間)に打上げたQPS-SAR10号機『ワダツミ-Ⅰ』からの初交信に成功した。 ▲初交信時の管制室の様子 ニュージーランド・マヒア半島の発射場Launch Complex 1から打上げられたロケット・ラボ社のロケットElectron(ミッションネーム:“The Sea God Sees”)によって、小型SAR衛星QPS-SAR10号機 ワダツミ-Ⅰは、打上げから約50分後に衛星分離に成功した。 そして分離から約30分後、ワダツミ-Ⅰとの初交信が無事に成功した。衛星の各機器が正常に作動しており、衛星の健康状態が良いことを確認できた。この後も引き続き調整を行い、アンテナの展開、そして初画像の取得を目指す。次の11号機の打上げは今年6月以降の予定だという。 ニュースソースを読む
2025/05/26 19:00:00
マレーシア企業との関係を構築
天地人は5月15日、大阪・関西万博のマレーシアパビリオンにて、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)が開催した「テクノマート マレーシア・ジャパン:宇宙産業に関するB2Bセッション」に参加した。 ▲「衛星データを『現場で使える』形にすることが使命」と西山氏 TECHNOMART Malaysiaは、革新的な技術とビジネスチャンスを探るための「持続可能な未来を創る:マレーシア・日本の革新技術セミナー」内で開催され、マレーシアのハイテク業界の企業11社とビジネスミーティングを行い、関係性を構築した。 当日はマレーシア企業11社、日本企業20社が2つのグループに分かれ、お互いピッチをしながら事業を紹介し、その後ビジネスミーティングセッションが行われた。天地人は、衛星データを活用したソリューションの可能性をグローバルに発信するとともに、東南アジアをはじめとするグローバル市場での連携と事業拡大を一層加速していく。 ニュースソースを読む
2025/05/23 19:00:00
地球デジタルツイン研究向けAI実証
Ridge-iは、JAXAと地球デジタルツイン研究に向けたAIの実証を実施した。 ▲回答とともに取得した衛星画像 Ridge-iは、同プロジェクトの仕様に基づき、災害対策や農林水産業での衛星データ利用を想定した対話型AI形式のプロトタイプを作成した。今回作成したプロトタイプは、ユーザーからの地球環境に関する質問文の入力に対して適切な外部データを呼び出し、その外部データの解釈を行い、ユーザーへの回答を生成する。 生成AIにはGPT3.5/4技術を活用し、外部データとしてはJAXA Earth API、Google Earth Engine API、およびJAXAのWebサイトなどの衛星データプラットフォームと接続を行った。同社では、今後もデータ・AIを駆使した最先端技術とビジネス知見を用いて、様々な社会課題に取り組んでいく。 ニュースソースを読む
2025/05/22 19:00:00
宇宙環境利用の普及拡大目的に提携
Space BDと千代田化工建設は、宇宙商業利用分野において日本の国際競争力向上への貢献を目指し、宇宙環境利用の普及拡大を目的とした業務提携基本合意書を締結した。 ▲千代田化工の伊藤執行役員(左)、Space BDの永崎社長(右) 同提携により、Space BDの事業開発力、事業化推進力、人材育成分野での強みと、千代田化工のプロジェクトマネジメント力、エンジニアリングの知見・実績に基づいたISS向け機器・装置開発分野の強みを融合することで、宇宙環境利活用の拡大と、日本の宇宙産業の国際競争力向上に貢献することを目指す。 近年、宇宙開発は民間の主体的な取り組みが求められており、宇宙環境利用、インフラ整備、ビジネス化のニーズが増加している。拡大する民間事業機会において国際競争力の確保は、宇宙環境利用から得られる便益が大きく、大変重要であり、同提携を通じて両社は、①宇宙インフラの開発・運用②商業宇宙ビジネスの推進③サステナビリティへの貢献、といった分野での協力を強化していく。 ニュースソースを読む
2025/05/21 19:00:00
プラズマ大気等の物理量を直接計測
JAXAは、「中緯度域電離圏におけるスポラディックE層の形成過程の解明」を目的とした観測ロケットS-310-46号機実験を実施する。 ▲観測ロケットS-310-46号機実験を実施 実験場所である内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)上空の高度90~130kmにおいて、中性大気・プラズマ大気・電場・磁場の直接観測を行い、昼間の中緯度域電離圏におけるスポラディックE層の形成過程を解明することを目的に、本実験は、中性大気・プラズマ大気の主要な全ての物理量を直接計測する初めての試みとなる。 実験期間は予備期間を含み、7月8日(火)~8月31日(日)。7月8日(火)12:00~13:00(日本標準時)を実験予定日とする。 ニュースソースを読む
2025/05/20 19:00:00
宇宙環境での日本酒づくりで協働
IDDKと菊正宗酒造は、宇宙環境を利用した日本酒づくりに協働して取り組むことに関する基本合意書(MoU)を締結した。4月30日、IDDKの宇宙バイオ実験衛星打ち上げに関する交流会の場でMoUの交換が行われた。 ▲(左)菊正宗酒造の髙橋氏と(右)IDDKの池田氏 この取り組みは、IDDKが提供する宇宙環境下でのバイオ実験プラットフォームと、菊正宗酒造が有する伝統的かつ革新的な醸造技術を融合し、微小重力や宇宙放射線などの特殊な環境下での宇宙醸造の在り方を研究し、醗酵(醸造)技術、米麹づくり、伝統的な微生物の共生環境、新規酵母育種などについて科学的に探究することを目的としている。 今後両社は、IDDKが構築中の宇宙バイオ実験プラットフォームで提供する2026年からの商業サービスを活用して、酵母や麹菌などの微生物の宇宙輸送・保管・培養、宇宙環境における発酵挙動の解析、そして将来的には「宇宙由来の日本酒」の開発と社会実装を見据えた取り組みを段階的に進めていく。 ニュースソースを読む
2025/05/19 19:00:00
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