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【独自取材】アジア最大の宇宙玄関口を高知に/スペースポート高知 古谷代表理事・小松理事インタビュー
日本の宇宙産業を強化するためには、より多くのスペースポート(宇宙港)の整備が早急に求められる中、高知県で中学・高校時代の同級生二人がSNSで呼応し「一般社団法人スペースポート高知」を設立、歩み出している。そんな二人にインタビューを試みた。あらかたを古谷文平代表理事が自身の経営するホテルで語り、そこにニュージーランドからオンラインで合流した小松聖児理事が話の掉尾を飾った。【聞き手:本紙・植村和人】
2025/06/06 17:26:52
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ベンチャー企業選手権で受賞
ダイモンは、「東京ベンチャー企業選手権大会2024」において「きらぼし賞」を受賞した。同コンテストは、3月12日に住友不動産大崎ガーデンタワーのTUNNEL TOKYOにてファイナル審査が行われ、各部門の最優秀賞や特別賞が決定した。 ▲(左)ダイモン・中島社長 と(右)きらぼしキャピタル・田中社長 受賞理由としては、開発した月面探査車「YAOKI(ヤオキ)」による、日本初の民間企業による月面到達と撮影成功という歴史的快挙、およびその技術を応用した地上ロボット開発への展開が挙げられる。月面で培った技術を活かし、現在は老朽化ビルの点検に活用できる天井裏点検ロボットの開発も進行中など、社会課題の解決にも貢献する、宇宙×地上技術のシナジーが高く評価された。 東京ベンチャー企業選手権大会2024は、「東京からユニコーン企業を創出する」をスローガンに掲げ、東京都と内閣府の後援のもと開催されたピッチコンテスト。主催は東京ユニコーンプロジェクト運営委員会が務め、同大会は将来的にユニコーン企業となる可能性を秘めたベンチャー企業を発掘・支援することを目的としており、ユニコーン部門(売上高1億円以上)の企業、ヒヨコーン部門(売上高1千万円~1億円未満、創業1年以上〜5年以下の企業)が対象となっている。 ニュースソースを読む
2025/04/16 19:00:00
リモートセンシング分野で協業体制
アークエッジ・スペースは、三菱UFJ銀行、清水建設と、リモートセンシング事業における協業体制構築に向けた覚書を締結した。これにより、衛星データを活用した新事業の創出およびアプリケーション開発を進めていく。 ▲リモートセンシング事業における協業体制を構築 多数の超小型衛星を打ち上げて宇宙空間に配置する「衛星コンステレーション」は、地上との通信や地球観測の性能を高める上で極めて有効な手段である。アークエッジ・スペースでは、ハイパースペクトルカメラを搭載した高度な地球観測衛星、船舶向けVDES(VHF Data Exchange System)通信衛星の開発とコンステレーションの構築を進めている。これらの取り組みを通じて、気候変動対策、陸域や海域の状況把握、海洋デジタル化の推進など地球規模の課題解決等に貢献することを目指している。 また、衛星データをはじめとする地理空間情報やIoTデータを統合し、自然環境の変化やそのリスクを検出・分析する地理空間情報プラットフォームを開発している。多様なデータを自動的に収集、処理、解析し、感覚的に操作可能なユーザーインターフェース(UI)を提供することで、ユーザーにとって必要な情報を可視化できる。さらに、高度なWeb技術やAI技術の応用により、ビジネスにおける自然資本に関するリスクや機会の適切な評価・開示、さらには自然資本の保全活動への効果的な活用を目指していく。 アークエッジ・スペースは、多くのパートナー企業と連携しGHGモニタリングに関する実証を行ってきた。今後さらに衛星データを活用することで、①温室効果ガスの削減量②排出量③吸収量の可視化が可能となる。 ニュースソースを読む
2025/04/15 19:00:00
英・エアバスから初の大型受注
アストロスケール英国は、Airbus Defence and Space(エアバス)社より第二世代ドッキングプレートのオーダーを受注した。100個以上の大型注文は今回が初めてであり、宇宙の循環型経済を実現するためのアストロスケールの革新的なソリューションが宇宙産業で認められた大きな契約となる。 ▲軌道上サービスおよび運用終了後のデブリ捕獲を可能にするドッキングプレート スペースデブリは運用中の衛星のみならず宇宙全体の安全性を忘れて現在進行形の問題で、責任ある衛星の運用がグローバルに求められている。この課題のソリューションの一つとしてアストロスケールが提供するのが、軌道上サービスおよび運用終了後の捕獲を可能にするドッキングプレートである。国際的なベスト・プラクティスに沿ったドッキングプレートを打ち上げ前の衛星に搭載することで、宇宙の持続可能性を実現する設計と運用が可能になる。 ドッキングプレートは同社のミッションELSA-dやADRAS-Jにも搭載されており、放射線試験、紫外線試験、振動・衝撃試験などの厳しい品質試験を通過している。宇宙空間での設計寿命は15年以上で、長期間に及ぶミッションに適した耐久性の高いソリューションである。スペースデブリがもたらす課題が増えていく中で、同社のドッキングプレートは高度な技術と実用的なデザインを賭けた信頼性の高いソリューションとしてスペースサステナビリティの実現を支えていく。 ニュースソースを読む
2025/04/14 19:00:00
自治体向け特集「水インフラの危機」
天地人は、自治体向けの『天地人マガジン』の第2号を発行し、「見えざる地下リスクを把握する~健全度と重要度で読み解く上下水道インフラ~」を特集している。全7ページにおよぶ同特集では、「健全度」と「重要度」の解説や「天地人コンパス 宇宙水道局」の紹介をしている。 ▲「天地人コンパス 宇宙水道局」LPにて配送やダウンロードを受付へ この数ヶ月で「水インフラの危機」が社会的に顕在化した。天地人では、この社会的課題への対策は、自治体だけの課題ではなく、様々な知見と技術を重ね合わせた総力戦だと考えており、関心が高まっている今だからこそ、社会全体で課題解決に向けた意識を高め、継続的な取り組みが行えるよう取り組んでいきたいとの思いから『天地人マガジン』第2号の制作に至った。 「蛇口をひねれば水が出る」――この当たり前の裏には、自治体の水道事業に携わる人々の見えない努力がある。地域のために懸命に働いている自治体に役立ちたいとの思いから、天地人マガジンは創刊された。 ニュースソースを読む
2025/04/11 19:00:00
小学校に出前授業、宇宙開発を学ぶ
有人宇宙システム(JAMSS)は1月28日、東京都大田区の開桜小学校において、3年生を対象に科学と先端技術に触れる出前授業を実施した。同授業は、JAMSSとJTBの協力により企画され、東京都教育委員会が実施する「令和6年度 笑顔と学びの体験活動プロジェクト」の一環として開催された。 ▲当日は2回にわたり計100名以上の児童が参加した。 今回のプログラムは「~宇宙飛行士の先生監修~目指せ!月面探査ボードゲームで地球へ帰還せよ!」と題し、2026年に予定されている月面探査計画「アルテミス計画」をテーマに、最前線の宇宙開発について学ぶ機会を提供した。児童たちはクイズを交えたレクチャーを通じて、宇宙開発の最新情報に触れ、科学・先端技術への興味を深めていた。 後半では、4人1チームで協力し、宇宙飛行士の仕事を疑似体験できるボードゲームに挑戦。各チームはミッションをクリアしながら制限時間内にゴールを目指し、地球への帰還を果たした。このゲームでは、主な関わり/コミュニケーション/チームワークといった宇宙開発の現場で求められるスキルを体験的に学んだ。 ニュースソースを読む
2025/04/10 19:00:00
高山市・飛騨市の水道経営に貢献
天地人が、初の共同発注によって岐阜県・高山市上水道課、飛騨市水道課と契約した。「天地人コンパス 宇宙水道局」は、漏水発見の効率化や調査範囲の絞り込み、業務のDX化を通して、高山市と飛騨市の計画的で持続可能な水道経営に貢献できるよう尽力していく。 ▲「天地人コンパス 水道局」のサンプル。水道管の漏水リスクが相対的に高い場所を着色している 高山市と飛騨市は、北アルプスなどの雄大な山々に囲まれ、市の総面積の9割以上を森林が占める自然豊かな地域であり、広大な山地は豊かな河川を育む。両市は、神通川水系およ木曽川水系の河川を始めとする水資源にも恵まれている。 高山市上水道課では、将来にわたり水道事業を安定的に継続することを目的とした「高山市水道ビジョン・経営戦略」を策定し、的確な状況把握や市民の実際の声をもとに、多くの取り組みが推進されている。 全国で初めて指定管理者制度を導入し、水道施設の管理に民間のノウハウを活用しており、上水道データ管理にGISシステムを導入し、デジタル化や災害対策を進めるなど、先進的な事例も数多く実施している。また、飛騨市水道課では、安全な水を安定して供給する持続可能な水道を基本理念とした「飛騨市水道ビジョン」を策定し、中長期的な視点から計画的に事業を進めている。 ニュースソースを読む
2025/04/09 19:00:00
水道DXサービスに新機能追加
天地人が提供している、持続可能な水道インフラを支える水道DXサービス「天地人コンパス 宇宙水道局」に、水道管の属性を表示する機能が追加された。 複数の人工衛星が観測した衛星データ(=宇宙ビッグデータ)やオープンデータから約100m四方の範囲内で漏水リスクの可能性区域を5段階で確認・管理できるクラウド型のシステム「天地人コンパス 宇宙水道局」は、提供開始から間もなく2年を迎える。 ▲メッシュ単位での漏水リスク診断と水道管の属性情報の組み合わせにより、より具体的な状況把握が可能になる 漏水リスク診断と調査策定を一元管理できる漏水リスク管理業務システムとして高く評価され、東京都や福島市、磐田市、前橋市、青森市を含む、20以上の自治体に採用されている(2025年3月現在)。 これまでの同システムは、水道管のプロパティ(布設年度や口径など)を確認する際、地図上のオブジェクトを一つずつ選択する必要があり、全体の状況を把握しづらいという課題があったが、今回のレイヤー(層、重ね合わせ)追加により、エリア内の布設年度や属性の分布を一目で把握できるようになる。 従来のメッシュ単位での漏水リスク診断では、広範囲のリスク分布を分析し、エリア全体の傾向が把握。水道管の属性情報が一目で確認できるようになったことにより、より効率的な水道維持管理を実現する。 ニュースソースを読む
2025/04/08 19:00:00
万博で新デザインモデルを公開
大阪・関西万博フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)のJAXA常設展示会場では、アルテミス計画で日本が提供することになっている「有人与圧ローバー」の新デザインの1/5スケールモデル(模型)が展示される。 有人与圧ローバーの概念設計は、トヨタ自動車をはじめとした各企業と連携して進めており、設計の進捗に伴い、有人与圧ローバーのデザインが新しくなった。 ▲有人与圧ローバーの新しいデザイン ©JAXA/TOYOTA 有人与圧ローバーとは、宇宙服を着ることなく滞在できる月面探査車。宇宙飛行士がローバー内で生活しながら月面を探査することができる移動機能と居住機能を合わせ持った世界初の探査車であり、日本初の単独で機能する「有人宇宙船」でもある。また、宇宙飛行士が乗っていない期間(無人期間)にも、月面の地質・資源の調査などをより広い範囲で行うことができ、持続的な月探査を目指すアルテミス計画の中で、非常に重要な役割を持つ。 また、同展示会場に設置された幅10m高さ3mの高精度・巨大LEDカーブビジョンでは大迫力の映像と音声で月面世界に没入体験できる4つのストーリーが上映され、月に関する展示とともに、模型や映像によるリアルで迫力のある有人与圧ローバーとローバーが目指す月面世界を体感できる。 ニュースソースを読む
2025/04/07 19:00:00
3Dプリンターで推進薬タンク製造
将来宇宙輸送システムは、同社が提携する英国の3Dプリンター製造会社であるWAAM3D社、クランフィールド大学、愛知産業との協業のもと、検討開始から1年で金属3Dプリンターによる推進薬タンクを製造し、耐圧・気密試験を実施した。金属3Dプリンターで製造したタンクとしては国内最大規模となる。 ▲金属3Dプリンターの活用を進め、機体構造などの製造を目指す 2022年5月に創業した将来宇宙輸送システムは、「2028年を目標に、人工衛星の軌道投入を目指す」というチャレンジングな目標を掲げている。この実現のため、開発効率を飛躍的に向上させる手段として、金属3Dプリンター技術を活用したアジャイル型の開発を推進している。 この取り組みの一環として、WAAM装置(アーク放電の熱を使い、金属ワイヤーを溶かして、溶接・積層する手法)を導入している。従来の開発手法では、大型ブロック材の確保や専用加工機の準備に長いリードタイムが必要だったが、WAAM技術の活用により、材料調達が容易となり、必要な形状を直接造形できるため、短期間での開発が可能になる。 また、金属3Dプリンターによる開発は設計変更への対応が柔軟で、修正を即座に反映し、新たな造形を迅速に実施できる。この特長を活かし、開発サイクルを短縮するとともに、設計の自由度を向上させることが期待される。 ニュースソースを読む
2025/04/04 19:00:40
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