宇宙飛行士候補のサバイバル技術訓練を実施
Space BDは、JAXAから事業者選定を受けた日本人宇宙飛行士候補者の基礎訓練(一般サバイバル技術訓練)を実施し、全プログラムが終了した。
基礎訓練ではこれまで、サバイバル環境で必要とされる基礎知識の習得を目指した講義・実演および実際の技術の定着を目指した1泊2日の野外訓練を実施。加えて、演劇的手法を用いて、リーダーシップ・チームワーク・コンフリクトマネジメントを学ぶ合意形成ワークショップにも取り組んできた。
2024年7月には、より厳しい環境下でのサバイバル技術の習得・発揮を目的に、陸上自衛隊 板妻駐屯地 第34普通科連隊の協力のもと、山中での1泊2日に亘る2回目の野外訓練を実施した。
日本人宇宙飛行士候補者2名は同社社員等で構成された隊員とそれぞれに班(分隊)を編成し、重い荷物を背負い、地図を判読しつつ長距離を移動したほか、野外でのテント設置や仮眠、さらにはけが人発生を想定して担架で運びながら移動を続けるなど、サバイバル技術を習得。日本人宇宙飛行士候補者の2名は過酷な訓練を経て、晴れて10月21日付で宇宙飛行士認定を受けた。
2024年10月25日