月探査ミッションの信頼性向上へ
ispaceとスカパーJSATは、スカパーJSATが提供する民間向け近地球追跡ネットワークサービス『JSAT Space Line』を活用した技術検討のための覚書を締結した。

▲ミッション3で使用予定の新ランダー「ULTRA(ウルトラ)」イメージ
同覚書に基づき両社は、ispaceが2028年に打ち上げを予定している月面着陸ミッション(ミッション3)において、ispaceの新ランダー『ULTRA(ウルトラ)』とJSAT Space Lineの地上局との通信確立に向けた、相互の技術情報の交換、仕様検討、宇宙と地上局間の実証実施までを目指す。
今回の技術検討でispaceは、JSAT Space Lineの地上局設備を活用し、月探査ミッションに必要な通信運用の成立性を確認するとともに、欧州宇宙機関(ESA)が運用するESOC地上局ネットワークのバックアップとしての活用可能性についても検証を進める。特にX帯ダウンリンクなどの通信系統において冗長性を確保することで、将来の月探査ミッションの信頼性向上に貢献したい考え。今後両社は、同実証を通じて月探査ミッションにおける国内地上局の需要や有効性を検証するとともに、日本発の月探査を支える通信基盤の構築に取り組み、将来の深宇宙通信インフラの発展に貢献していく。
2026年8月4日









