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月極域での氷探査ミッション目指す

ispace-EUROPE S.A.は、欧州宇宙機関(ESA)との間で締結しているMAGPIE(先端地球物理学および極域氷探査ミッション)プロジェクトのフェーズ2に移行し、総額65百万ユーロ(約120億円)追加契約を締結した。

▲MAGPIEローバーのCG画像

MAGPIE(The Mission for Advanced Geophysics and Polar Ice Exploration)は欧州初のローバー月面探査ミッションであり、ESAは同プロジェクトで月の極域における揮発性物質の分布や特性の解明、水氷の探索、およびレゴリスの特性に関する科学的知見の向上を目指している。ispace EUROPEはMAGPIEの設計施策審査(Design Prototype Review)を完了したことで、フェーズ2として総額6,500万ユーロ(約120億円)の追加契約に至った。今後次の主要マイルストーンとなる、ローバーの熱構造モデルの製造準備審査に向けて引き続き開発を進める。

MAGPIEプロジェクトで使用するローバーは、2029年に実施するミッション4のランダーに搭載される予定。ispaceは今年1月にJAXAの宇宙戦略基金事業第二期において、「月極域における高精度着陸技術」の実施機関として採択されており、同ミッションで高精度月面着陸を目指す。ESAおよびJAXAとの連携により実施されるミッション4は、欧州の科学的ビジョンと日本の月探査目標をispaceの事業基盤に組み合わせることで実現するものであり、MAGPIEはシスルナ経済圏における実践的な国際協力モデルとなることが期待されている。

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