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機動対応宇宙システム実証機を受注

アストロスケールは、契約金額72.7億円で防衛省より、機動対応宇宙システム実証機の試作を受注した。

同プロジェクトは、将来の静止軌道上での宇宙領域把握(SDA)をはじめとする宇宙監視、情報収集、宇宙作戦能力の向上に必要となる技術の軌道上実証を目的とした「静止小型実証衛星」を設計し、プロトフライトモデル(PFM)の試作・試験を行うもので、アストロスケールにとっては日本の安全保障・防衛への参入の契機となる。


安全保障・防衛分野へ参入し、日本の宇宙運用における安全と持続可能性に貢献

宇宙において安全性と持続可能性を確保していくには、複数の国やセクターと連携することが必要。特に、各国が脅威を監視し敵を抑止する能力を向上させようとする中、安全保障機関においても、RPO(ランデブ・近傍運用)技術を使用した軌道上サービスが衛星運用を大幅に改善し、より効率的かつ効果的になることが認識され始めている。

機動対応宇宙システム実証機の試作、そして将来的には実証を通じて衛星の自律的かつ機動的な運用能力や宇宙環境計測能力を取得することで、防衛省・航空自衛隊のSDA能力の向上を図り、日本の宇宙運用における安全と持続可能性に貢献する。

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