月測位実証衛星の製造拠点を新設
アークエッジ・スペースは、JAXAが運営する宇宙戦略基金の技術開発テーマ「月測位システム技術」において、実施機関として月測位実証衛星の開発を進めており、月に向けて打ち上げる実証衛星の製造フェーズに移行した。

▲100kg級の月測位実証衛星の製造拠点として東京都江東区新木場に新たに「新木場ラボ」を整備した
今後、月面での探査・輸送・ローバー走行・資源探査等の活動が拡大していく中で、位置・航法・時刻同期を担うPNT(Positioning, Navigation and Timing)インフラは、将来の月面活動を支える重要な基盤技術の一つとされている。こうした中、アークエッジ・スペースは、2024年11月に同事業の実施機関として採択されて以降、月測位ペイロードシステムの開発、100kg級超小型衛星を用いた月測位実証衛星の開発および運用システムの検討、ミッション評価システムの検討等に順次取り組んできた。
将来の社会実装に向けては、国際的な月通信・測位フレームワークである『LunaNet』との相互運用性を考慮し、LunaNet Interoperability Specification(LNIS)およびLunaNet Signal-In-Space Recommended Standard(LSIS)との相互運用性・互換性を意識した開発を進めている。また、将来的な月面での通信・測位利用拡大を見据え、早期の国際周波数調整への参画や、信号仕様・周波数利用・受信機および送信機設計上の干渉影響等についても検討を進めている。月測位衛星を実際に月周回軌道に投入した上で実施する月測位実証ミッションでは、月測位衛星と月面に配置した月面測位信号受信機を用いてLNSS信号の送受信実証を計画している。新木場ラボでは、こうした実証に向けた実証衛星および関連機器の開発・製造を進めていく。









