月面水資源インフラで協業を深化
ispaceは、栗田工業と将来的な月面での水資源の確保および供給インフラ構築に向けた事業創出を目指し、戦略的パートナーシップに関する基本合意書(MOU)を締結した。

▲地球外水リソース産業の創成に向けた多面的な協業を推進する
同MOUの締結は、今年3月10日に発表した、栗田工業による将来の月面水処理実証試験装置の月面実証を目指したispaceとのペイロード輸送に関する覚書の締結、また10月6日に発表した栗田工業を割当先とする第三者割当増資に続く、両社の戦略的協業のさらなる具体化を意味する。同パートナーシップは、月面における水資源利用技術の実証、事業性評価、将来の商業ミッションへの搭載計画など、地球外水リソース産業の創成に向けた多面的な協業を推進するものとなる。栗田工業が長年培ってきた水処理に係る技術や知見と、ispaceが有する民間月面探査・輸送サービスの実績を融合し、宇宙における持続可能な水資源インフラの確立を目指す。
主な協業内容は以下のとおり。①月面水資源の確保・供給インフラ構築に向けたビジネスモデル・事業戦略の策定②月面水利用技術に必要なペイロード開発と技術実証の評価③ispaceランダーを用いた月面実証の共同計画。spaceは、ペイロード輸送サービスおよび月面データ取得サービスを通じて、栗田工業の実証に協力する予定であり、同パートナーシップを通じて、両社は月面における持続可能な水資源インフラの確立に向けた技術実証と事業構築を段階的に進め、新たな価値創造に共に挑戦していく。
2025年12月24日










