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GPUによる10分以内画像処理を実現

富士通と山口大学は、衛星上で冗長構成GPUにより10分以内(準リアルタイム)画像処理を実現する低電力エッジコンピューティング技術を開発した。

▲エラー処理効率化による2回エラー発生時の処理時間の差。処理の制限時間は10分としている。

同技術は、マイクロ波を地表に照射して反射波を受信し二次元画像化する低軌道合成開口レーダー(SAR)衛星向けで、宇宙放射線などによる誤作動への高い耐性をもち、衛星の限られた電力で動作可能なコンピュータシステムと、対応するプログラミング環境からなる。このコンピュータシステムは、小型衛星でコンピュータシステムに供給できる電力の目安とされている20W程度で動作し、宇宙放射線による誤作動の検出と処理のやり直しも含めて、次の衛星が巡回するまでの10分程度でデータ処理を行うことができる。

SAR衛星の搭載センサーにより得られた生データを用いて、衛星を模したプロトタイプによる本技術の検証を行い、生データを通常の二次元画像に変換するL1処理だけでなく、画像から注目する観測量に変換するL2処理を行い、洋上の風速を求めることに成功した。同技術は、データ処理に必要な演算量の多いSAR衛星を含め、光学衛星やマルチ・ハイパースペクトル衛星などへも応用が可能。富士通は開発したプログラミング環境をライブラリ「Fujitsu Research SOft error Radiation Armor」(FRSORA)として今年2月に公開を予定する。

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