ファーストライト高精細画像を公開
QPS研究所は、小型SAR衛星QPS-SAR9号機『スサノオ-Ⅰ』の初画像(ファーストライト)として取得した試験観測画像を公開した。
QPS研究所が北部九州を中心とした全国25 社以上のパートナー企業と共に開発・製造したスサノオ-Ⅰは、米国ロケット・ラボ社のロケットElectron (ミッションネーム:The Lightning God Reigns)によって今年3月15日・9時(日本時間)に打上げられ、同9時55分に予定されていた軌道に投入された。その約90分後には初交信に成功し、翌日の夜に収納型アンテナの展開、衛星機器の調整を続け、4月10日、取得した画像を公開する運びとなった。

▲ファーストライト SAR画像:熊本県阿蘇山の中岳火口付近
QPS-SARは分解能1.8mの通常モード(ストリップマップモード)と分解能46cmの高精細モード(スポットライトモード)の観測ができ、今回は軌道投入されてから1ヶ月を要することなく、両モードでの観測に成功した。
2025年4月23日