月面輸送システム構築へ民間主導
ispaceと三菱重工業は、2028年に予定している月面着陸ミッションにおける、新ランダー(月着陸船)『ULTRA(ウルトラ)』の打上げに関して、日本の基幹ロケットであるH3ロケットによる打上げ輸送サービス契約を締結した。

▲H3ロケットとULTRAランダーで構築する月面輸送システムのイメージ画像
同契約により、ispaceは三菱重工がこれまで培ってきた信頼性の高い輸送能力を確保し、ULTRAによる確実なミッションの実行および成功に向けた体制を強化する。国産ランダーと国産ロケットで遂行する月面輸送システムの構築となる同ミッションは、日本の宇宙産業を月へと拡張させる画期的な一歩であり、新たな月面探査の時代の象徴となる。
ispaceはこれまで、過去二度の月ミッションを通じて月面への軟着陸を目指し、いずれも月周回軌道まで安定的な到達能力を実証してきた。その経験と技術的知見を生かし、現在は、経済産業省のSBIR補助金を活用し、新たなランダー・ULTRAの開発を進めている。三菱重工は、長年にわたり日本の宇宙開発に参画してきており、現在はH-IIAおよびH-IIBに代わる次世代の大型基幹ロケットであるH3ロケットの開発・製造を担当している。今後もH3ロケットによる安定的な打上げ輸送サービスの提供を通じて、国内外の多様な宇宙ミッションを支え、宇宙産業の発展に尽力していく。
2026年8月12日









