-- 天文・理科学ではない宇宙の「産業」「ビジネス」に特化したメディア --

超小型衛星放出事業で年度内最多の引渡し数

SpaceBDは国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出事業で、年度内のJAXAへの衛星引き渡し数が13機となり創業以来最多となった。

同社は、2018年にJAXAによる初の民間開放案件の「『きぼう』日本実験棟からの超小型衛星放出事業」の事業者に選定され、以降もISS船内/船外設備の利用や次世代基幹ロケットであるH3の相乗り枠、新型宇宙ステーション補給機HTV-Xからの衛星放出など、衛星打上げ・ISS利用に関する事業化公募案件全件で民間事業者として選定されている。

2021年からは国内の打上げ手段に加えて海外の打上げ手段の取り扱いを開始し、フレキシブルな打上げ時期の提案、幅広いサイズの衛星への対応、および軌道への打上げを可能にし、これまで国内外あわせて約80機以上の衛星打上げサービス取扱い数と450件以上(タンパク質サンプル含)の宇宙輸送を実現している。

今回、同社の超小型衛星放出事業における2024年度年間の衛星引き渡し件数が創業以来最多となる13機を予定しており、その内6機の衛星が8月5日に打ち上げられ、29日に放出される。同社では、「これまでに培った経験を活かし、国内外問わず、多くのミッションの宇宙への橋渡しが出来るようチーム一丸で取り組んでいく」とコメントしている。

ニュースソースを読む