衛星軌道での船舶検知に成功
スペースシフトは、「JAXA 宇宙技術実証加速プログラム(JAXA-STEPS)」の枠組みで取り組む「軌道上実証AIアプリ」事業において、今年 6 ~7 月にかけて国内外 4 海域で軌道上実証を実施し、すべての観測で衛星軌道上の AI 推論による船舶検知に成功した。

▲実用化に成功すれば、データ伝送量を大幅に削減できる見込み
軌道上(オンボード)で AI 推論を実行できれば、地上へのデータ伝送を GB クラスの画像データではなく、検知結果を示すテキストベースのデータに圧縮できるため、データ伝送量を従来比約 90 % 削減できる見込みであるとともに、検知結果の迅速な提供が期待される。スペースシフトは、これまで培ってきた衛星データ解析パッケージ『SateAIs』における海などの検知の技術をもとに、より時間的要求の高い分野へのビジネス展開を見据え、同実証に取り組んでいる。
今回の国内外 4 海域にわたる軌道上実証の完了により、多様な海域環境での船舶検知の技術的有効性が確認された。スペースシフトは、今後同実証で得られた知見をもとに、海洋監視や船舶動向把握など船舶検知の具体的な利用シナリオの深堀りを進め、実用化・サービス化に向けた取り組みを加速する。また、同実証で用いたアルゴリズムは水域検知技術をベースとしており、船舶検知のみならず、浸水災害時の被害状況把握など防災分野への応用も期待される。今後はこれらの分野における実用化に向けた取り組みも進めていく。
2026年8月18日









