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桑名市上下水道部が、宇宙水道局を導入

桑名市上下水道局は、宇宙ビッグデータを活用し、効率的な漏水調査を支援する天地人と契約し、同社が提供する「天地人コンパス 宇宙水道局」を導入する。

 

「宇宙水道局」は、衛星データとAI技術を駆使し、水道事業体や指定業者の効率的な漏水調査の実現を支援するクラウド型のマッピングサービス。複数の人工衛星から取得するデータやオープンデータを活用し、100m四方の範囲で漏水リスクが高いエリアを特定する。電子化された給水台帳や配水管図と連携し、5段階評価の漏水リスクを一元管理し、操作が簡単なインターフェースで、リアルタイムでデータを確認し、迅速な漏水検出と修理計画の立案を支援する。

国内上水道の現場では、「水道管の老朽化」を要因に、各地で大規模な漏水事故が発生している。しかし、経年管の点検・維持・修繕には、多額な費用に加え、人手不足の影響で、広域を短期間で作業を継続的に実施するのが難しい状況で、大きな課題となっている。

桑名市では、「従来、エリアごとに区切り漏水調査の実施と修繕を行っていたが、漏水頻度が高くなる中、同じ調査方法では有収率低下が止まらない恐れが生じてきた。そこで、人に依存せずとも漏水リスクの高い地域の絞り込みができ、効率的な漏水調査が可能になる天地人のシステムを導入することで、有収率が向上すると期待している」とコメントしている。

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