宇宙空間での光通信ネットワーク構築を強化
ワープスペースは国内2社と資本提携を実施し、資金調達を完了するとともに、宇宙空間での光通信ネットワーク構築への取り組みを強化する。
提携先は、社会インフラ領域のシステム開発を行うユードムと、光通信関連部品メーカーの湖北工業で、両社とも以前より宇宙産業への進出を検討していたという。今回の資本提携により、各社の技術力と市場拡大に注力し、エミュレーターや通信中継用デバイスの開発を強化する。
具体的には、ユードムは、ワープスペースのエンジニアリングサポート(光通信におけるエミュレーターの開発等)を通じての取り組みを推進する。海底ケーブル向け光アイソレータで5割以上の世界シェアを確保している湖北工業は、光通信デバイス開発の技術を応用した部品や機器の開発により、宇宙産業を新事業の柱とする方針だ。
ワープスペースは、ソフトウェア面(デジタルツインシステム)と、ハードウェア(衛星に搭載できる光ルーターモデム)の開発で連携し、光通信導入支援サービスの提供に向け、開発を加速する。
2024年11月30日