米企業と月面資源探査実施で、覚書を締結
ispaceは、米国月面資源開発企業のマグナ・ペトラ社と将来的な月面探査実施に向け協力することに合意した。両社は、月面資源開発の協業を目指す方針だ。
覚書では、月の資源を非破壊的且つ持続可能な方法で採取することで、地球上に経済的な価値を生み出すことが可能な月面資源開発の協業を目指すことに合意し、月資源探査および採取機器の輸送に関する枠組みを定める協定に署名した。
マグナ・ペトラ社は、月面でのヘリウム3同位体の探査、採掘、および地球への帰還を目指す初の月面資源開発企業。
Ispaceは、「人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動しており、月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画だ。
2024年12月15日