New Space時代のミッションを支援
Space Cubicsは、JAXAとの共同検討結果をもとにNew Space向けのハイエンドオンボードコンピュータ(OBC)『SC-OBC Module V1』を発表した。

▲高度なオンボード処理と高い信頼性を両立する「SC-OBC Module V1」
同製品は、AMD社(米・半導体企業)の最新鋭デバイス「Versal Adaptive SoC」をメインプロセッサに採用し、New Space時代の多様なミッションを支える宇宙機に求められる高度なオンボード処理能力と、過酷な宇宙環境で動作するための信頼性を両立させた宇宙用コンピュータモジュールとなる。
近年の宇宙ミッションは、搭載されるセンサーの高性能化に伴い、OBCが処理すべきデータ量が飛躍的に増加している一方で、衛星と地上間の通信帯域の制約から、軌道上でリアルタイムにデータを処理する「エッジ処理」の重要性が高まっている。SC-OBC Module V1は、こうした課題に対応するため、CPU(スカラ処理)、FPGA(ハードウェアアクセラレーション)、AI Engine(ベクトル処理)を統合したヘテロジニアスプラットフォームであるVersal Adaptive SoCを採用した。これにより、光学センサーや合成開口レーダー(SAR)、LiDARなどから得られる大容量データの高速入力、ベクトル演算を伴うエッジ処理、大容量ストレージへの記録といった一連の処理を効率的に実行できる。
なお、正式発売に先立ち、昨年11月に北海道・札幌市で開催された「第69回 宇宙科学技術連合講演会」では、開発中のSC-OBC Module V1が展示された。
2026年1月13日










