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宇宙戦略基金の月測位システム技術で採択

アークエッジ・スペースは、JAXAの宇宙戦略基金「月測位システム技術」の実施機関として採決され、月探査および月面経済活動を支える基礎インフラの構築を目指す。

 

 

同プロジェクトはJAXAの宇宙戦略基金の支援のもと、最長4年の開発期間にわたり、最大50億円の支援枠が設定されている。

同社は、100kg級超小型衛星を開発し、①月測位ペイロードシステムの開発②月測位システム実証衛星の開発及び運用システムの検討③ミッション評価システムの検討―という3つの主要課題に取り組む。これにより、開発費用の削減や開発期間の短縮を実現しつつ、月測位衛星システム(LNSS)の主要技術の向上及び将来的な月測位システム実証衛星の実現を目的としている。

さらに、LNSSの技術は月探査や月面経済活動の支援にとどまらず、地球低軌道における「低軌道測位衛星システム」への応用も見込まれており、民間企業が月を新たな経済圏として活用するための重要な基盤となるほか、「火星圏やその先の深宇宙探査を視野に入れた次世代技術としても大きな意義を持つ」としている。

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