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宇宙データ活用の漏水管理で水道局と契約  

天地人は、宮崎県都城市の上下水道局と宇宙データを活用した水道管漏水リスク管理システム「宇宙水道局」の提供を契約した。

 

上水道管の老朽化による濾水事故が全国で相次ぐなど、経年管の点検・維持・修繕などの水道インフラへの対応が大きな社会課題となっている。

天地人の「宇宙水道局」は、複数の人工衛星から取得するデータやオープンデータを活用し、100m四方の範囲で漏水リスクが高いエリアを特定する。さらに、電子化された給水台帳や配水管図と連携し、5段階評価の漏水リスクの一元管理を可能とした。直感的で操作が簡単なインターフェースで、リアルタイムでデータを確認し、迅速な漏水検出と修理計画の立案を支援する。

同システムで日常的に漏水地点を登録・管理することで、蓄積した漏水データを基にAIが漏水リスクを再評価することも可能。2022年度に行った内閣府との実証実験や他自治体へのヒアリングを通して、点検費用が最大65%削減、調査期間が最大85%削減の効果が期待できるとしており、2023年のサービス提供開始から1年(2024年8月現在)で、18自治体に採用されている。

導入を決めた都城市上下水道局は、「人工衛星データを活用したAIによる漏水リスク評価を活用することにより、調査すべき地域の絞り込みが可能となるため、漏水の早期発見や漏水調査の効率化が図られ、有収率の向上に繋がるものと期待している」とコメントしている。

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